2014年12月12日

肩関節は、とても可動性の高い構造をしています。
しかし高い可動性を得るために安定性が犠牲にされ、
損傷しやすい構造でもあります。
肩関節において運動時の安定性を保つために働く筋肉は4つあり、
まとめてローテーター・カフと呼ばれます。
これらの筋肉は小さく、4カ所に付着することで
腕の回旋運動を可能にしています。
また力強く腕を使う時には、関節を正しく機能させるために
重要な役割を果たしているのです。
しかし筋肉が小さいため、反復性のオーバーヘッド動作(投球動作や水泳)
において適切な機能を維持するためには、
十分な筋力や筋持久力が必要となります。
これらが不十分であったり、筋疲労がある状態で運動をすると
筋肉が損傷して、痛みを伴った可動域制限が出る事があります。
運動後に腕が上がらなくなったり、
肩関節に動作時の痛みが出るような状態は要注意です!
もし数日経っても回復せず、状態が悪くなる場合には
早めに治療する事をお勧めします。
私たちのオフィスでも施術の対象となりますので、お気軽にご相談ください。
※「身体運動の機能解剖」より一部抜粋
住田